TOPICSトピックス
大規模木造建築物の構造見学会
2023年2月20日
昨今、日本政府が大規模建築物の木造化を推進しているのをご存知でしょうか?
今までは、工場や倉庫などの大規模建築物は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造が主流でしたが、 カーボンニュートラルの実現や、資源の有効活用の観点などから、急ピッチでの木造化が叫ばれるようになりました。
今回はその流れから、いつもお世話になっている会社さんが建築中の大規模木造建築物にて構造見学会を実施するということだったので、知識やノウハウを吸収するために、見学会の現場へお邪魔させていただきました。 木造と聞くと、柱や壁がいっぱい並んでいて、広い空間を造ることが出来ないというイメージがありましたが、今回の構造見学会で、屋根の部分を、三角形を基本としたトラス構造という考え方で設計すると、20m以上、柱や壁が無くても成立するということを説明していただきました。 また、木の特性として、表面は燃えやすく「炭化」しますが、炭化層が形成されると燃え尽きにくくなるため、木造建築物は骨組みが残りやすく、一定の条件をクリアすれば、実は「火災に強い建築物」を造ることが可能なのです。 今後は当社でも住宅や店舗だけでなく、工場や倉庫をはじめ、幼稚園や介護施設などの大規模木造建築物を手掛けていけるよう、引き続き知識やノウハウを吸収していきたいと思います。
企画設計室 齋藤 高義
今までは、工場や倉庫などの大規模建築物は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造が主流でしたが、 カーボンニュートラルの実現や、資源の有効活用の観点などから、急ピッチでの木造化が叫ばれるようになりました。
今回はその流れから、いつもお世話になっている会社さんが建築中の大規模木造建築物にて構造見学会を実施するということだったので、知識やノウハウを吸収するために、見学会の現場へお邪魔させていただきました。 木造と聞くと、柱や壁がいっぱい並んでいて、広い空間を造ることが出来ないというイメージがありましたが、今回の構造見学会で、屋根の部分を、三角形を基本としたトラス構造という考え方で設計すると、20m以上、柱や壁が無くても成立するということを説明していただきました。 また、木の特性として、表面は燃えやすく「炭化」しますが、炭化層が形成されると燃え尽きにくくなるため、木造建築物は骨組みが残りやすく、一定の条件をクリアすれば、実は「火災に強い建築物」を造ることが可能なのです。 今後は当社でも住宅や店舗だけでなく、工場や倉庫をはじめ、幼稚園や介護施設などの大規模木造建築物を手掛けていけるよう、引き続き知識やノウハウを吸収していきたいと思います。
企画設計室 齋藤 高義