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比叡山坂本駅周辺散策
2018年12月20日
2018年11月
世界遺産比叡山延暦寺の麓にある日吉大社の門前町である坂本の街を散策してきました。
石積みの街並みとケーブルカーに乗ってみたいと思い訪れると、ちょうど紅葉が始まった頃できれいな景観でした。
この石積みは穴太積みとも呼ばれ、戦国時代にその高い技術を買われ寺院や城郭の石垣を施した穴太衆の石積みです。野面積みといって、自然石をそのまま積み上げる方法。加工せずに積み上げただけなので石の形に統一性がなく、石同士がかみ合っていない。そのため隙間や出っ張りができ、敵に登られやすいという欠点があったが排水性に優れており頑丈なんだそうです。安土城や彦根城、竹田城、篠山城、角牟礼城など江戸の初期まで多くの城の石垣を手掛けたそうです。滋賀にこんな素晴らしい技術があるなんて誇らしいですね。
お腹もすいて来たところで、近くの「芙蓉園本館」にてお昼ご飯を頂きました。以前テレビで紹介されていたので気になって行ってみました。お目当ては「ゆば重」です。お重の中に入ったご飯にたっぷりの湯葉とあんかけが掛って、とろ~り美味です。(*^0^*)
さらにこのお店のお庭が凄いんです。国指定名勝庭園で、穴太衆積みの端正な石垣によって構成され、比叡山から流れる川水を引き入れた回遊式庭園となっており、それを眺めながらご飯を頂けます。またお庭も散策できますよ。
そしてもう一つの目的であった坂本ケーブルカーへ。坂本ケーブルカーは、全長2025mと日本で一長いケーブルカーです。ケーブル延暦寺駅や車内からのびわ湖の眺めは、まさにパノラマ。 また大正ロマンを語る魅力たっぷりの駅舎や、「縁」「福」と名付けられたヨーロピアン調の車両などもレトロで可愛いかったです。滋賀は歴史が深く、知らなかった地元の魅力を再発見した一日でした。
企画設計室